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相対性理論 - シンクロニシティーン

シンクロニシティーン

シンクロニシティーン


「シフォン主義」の曲を、「ハイファイ新書」の音でやったら、こうなるのかな、っていう足して割った感。
結成当初にはまった人には受け入れやすいのかも知れないけど、「シンクロニシティーン」を聴いてはまる人とは別の受け取り方をするのかも知れない。そういう意味では今回も前2作とは全く異なる作風になっています。
そういうのも全部引っくるめて、相対性理論の異様さに気付く。


簡単に言えば、正直「どうなんだろーう?」という気分。進行方向別通行区分*1色がちょっと強すぎるのかなー…(ちゃんと聴いたことはないけど)。ほとんどの曲は「ハイファイ新書」の発表前からライブで演奏されていたらしいので、結成当初からのファンにとっては、これぞまさに相対性理論ということでしょうか。というか、相対性理論ってなんだろう?相対性理論らしさってなんだろう?…と思ったってことは、相対性理論の幅が広がった…それがよかったのかどうなのかはまだ分からないけど、ってことか。
もしかしたら自分が最初に相対性理論を聴いた時の感覚をまた味わっているのかも知れない…と、ふと思う。そう考えると好意的に捉えられる。これがファン心理?
あまり偉そうに言える立場じゃないけど、こういう曲をやるなら、こういう洒落たアレンジにしなくてもよかったんじゃ?とも。
「ムーンライト銀河」で、アップテンポな曲揃いのアルバムの最後の最後にミディアム調の曲があって、ほっとひと息つけるかと思いきや、だんだん置いてきぼりになっちゃう感も、ここまで長々と書いてしまったのも、全部うまい具合に惑わされている感が好きだったりする、相対性理論

追記(21:37)

2周目で完全にはまった。印象が1周目とは180度ガラリと変わってびっくりした。ここまで変わるとは…。遅れて来る中毒性なのかも知れない。ちなみに「シフォン主義」を全曲一周した後でした。やっぱり「ハイファイ新書」の次なだけに混乱させられてたんだろうか。初聴きで感想書こうなんて思ったのが間違いだった。
でも、やくしまるえつこのたまに既聴感のある歌声に変化するボーカルに違和感。「ミス・パラレルワールド」のサビなどは大塚愛に聴こえてしまって、ちょっと苦手。もうそれにしか聴こえない…orz
とりあえず現時点では「ペペロンチーノ・キャンディ」が一番好きです。

*1:相対性理論のベースとギターが在籍していたバンド