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Perfume - Magic of Love, Perfume WORLD TOUR 1st / パスピエ - 最終電車 featuring 泉まくら (FragmentのREMIX)


(左から:持ちづらい:持ちづらすぎる:買ったもの全部:Perfumeのシングルの予約特典ポスター)

Perfume - Magic of Love

Perfume、約3ヶ月ぶりの18枚目となるシングルは、2度目となるカンロ「ピュレグミ」CMソングとしてお馴染みの楽曲。Perfume自ら「王道」と評しているミドルテンポのポップチューンとなっています。人によってはマンネリと感じてしまうかもしれませんが、前2作(「Spending all my time」「未来のミュージアム」)が既存のPerfume像を打ち破るような新機軸のナンバーだったので個人的には安心できる楽曲でした(でもSamtは好きですが)。にしても「未来のミュージアム」もそうでしたが、最近のPerfumeの楽曲はすごくコーラスワークやハーモニーが綺麗ですよねー。長年タッグを組んできた中田ヤスタカ氏だからこそなせる技という域にまで達していると思います。あと今回のっちの声がすごく印象的な使われ方をしていて面白いですね。それにしても曲の終わり方は何度聴いても馴染めない…。PVを見て初めて聴いたときは絶対CDではノンストップ編集がされてあるんだろうと思っていましたが、CD音源でもまさかこの終わり方だったとはwww そしてc/wの「Handy Man」はイントロのオリエンタルな音色が印象的なこれまた新機軸な一曲。ラジオ番組「Perfume LOCKS!」で「クセになるタイプの曲」と言っていましたが、なるほどなーと…。なんというか掴みどころのない曲とも感じてしまいますが、というか個人的にはイマイチかもしれない…。あまり好きなタイプの曲じゃないです。昭和歌謡なちょっと懐かしい雰囲気もありつつ、アジアンテイストな雰囲気もありつつ、すごく異国情緒のあふれる無国籍的な楽曲。c/wにこういう実験的、冒険的な曲を持ってこられるのもPerfumeの音楽シーンにおける立ち位置が安定してきたからこそなんでしょうけど…。あ、でも歌詞はすごくいいと思います。ここまで内省的というか他人と比較して落ち込む女子…みたいな劣等感に満ちた歌詞はこれまでのヤスタカの曲にもあまりなかったような…木の子さんみたいな。「ほら 見て あのコみたいになれば/なんでも 叶うの?/(中略)/キミになりたくて 時々/まねしてみるけど/なんだか うまくいかないのは/きっと きっと 自分のせい」とか「もうすぐ あの時期とか来るのに/わくわくが行方不明さ」「恋が 重いとか ね 言えてみたい/リアル リアルに 恋がしたい/なんとかして おねがい Handy Handy Man」…いわゆる非リアすぎる歌詞ですよね!歌詞はすごく面白いんですけどね。曲がいまいち好きになれそうにない。

Perfume - Perfume WORLD TOUR 1st

Perfumeが昨年10月末から11月末まで台湾、香港、韓国、シンガポールといったアジア4カ国を回った初の海外ツアーの中からシンガポール公演の模様を収録したライブDVD。日本国内ではもうまず無理であろうキャパシティの小さな会場でのライブというだけあって熱気がすごい。しかも海外ファンにとっては待望の…!ですからね。これだけ小さな会場でのライブを収録したDVDも、ファンクラブ会員限定で行われたツアーのDVD(ファンクラブ限定販売)を除けば、2008年リリースのGAMEツアーDVD以来なのでかなり久しぶり。セットリストも海外ということで“攻め”な選曲になっていますし、それまでの活動の集大成といった内容になっていて大満足。なのですが、初海外だからというのはわかるんですけど観客が頻繁に映る、というか最初のMCでは通訳として観客も参加してくるので純粋にライブを見たい自分は興醒めといった感じが。まあ、3人(特にあ〜ちゃん)が面白いのでなんとか見ていられるんですが、あんまりファンにスポットを当てすぎると勘違いするファンが出てきそうですね。既にちらほらそういう話題は出てき始めていますけどね…。選曲に関して言えば、前回のJPNツアーではやらなかった「Perfume」や「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」がなかったり、個人的に好きな「スパイス」や「マカロニ」「ワンルーム・ディスコ」がないのは残念ですが、それはまあ“攻め”なセットリストにふさわしくないと判断されたんでしょうね。実際いま気づいたんですが、バラードや落ち着いた曲が一曲もないので。最初から最後までテンションMAXのまま一気に見れちゃいます。なだけに、MCが長いのでそこでトントンとそれまでの勢いが止まってしまうのが残念。あと、自分は映画館でのライブビューイングでこのシンガポール公演を見たんですが、アンコール明けのあ〜ちゃんのMC(泣ける)が全カットされていたのが激しく残念でした!!やっぱりレーベル移籍に関しての話があったので自粛したんですかね。前レーベル(徳間ジャパン)の人が背中を押してくれた話とか。映画館で号泣してしまったくらい感動できるMCだったので残念でした…。そして特典映像のメイキングは、メイキングといっても実際は会場でのリハーサル映像に留まらず、各国で大勢のファンに出迎えられて空港が大パニックになっている様子だったり、各国の現地語で挨拶するシーンだったり恒例となったグループ分けもあったり(台湾が小・龍・包、香港が洗・濯・物、韓国がトッ・ポ・ギ、シンガポールがマー・ライ・オン)(香港の洗濯物は香港は高層ビルが多くてそのベランダから突き出た物干し竿に洗濯物が干してあって風で飛ばされないのか、というMCの流れからでしたwww)、すごく充実した内容になっていました。どうせなら2枚組でもよかったのに…と思ってしまいました。前作、前々作の通常盤(DISC1のみ)が4,200円だったのに対して今回は同じく1枚のみなのに5,775円ですからねー。ちょっと割高な感じがしてしまうのは否めませんねー。まあ、でもこれは買いだと思います。Amazonレビューを見ていて「そうそう!それそれ!」というものがあったので一部転載させてもらいます。

もしも、最近Perfumeが気になりだしてきてライブDVDが観てみたくなった場合に、初めて選ぶDVDとしては私はおススメできません。
初見のシーンがたっぷりの30分強のワールドツアーメイキングや、CGと同じ動きを本当に踊ってると驚嘆されたグローバルダンスが目当てでは無いですよね?
初めてでしたら「JPN」の、できれば初回版をおススメします。
DVD「JPN」の演出や映像の美しさはこのDVDとは比べ物になりませんし、曲目の内容的にはSpending all my time がこのDVDで初収録なのとチョコレイト・ディスコが新バージョンなのが新しいだけです。
そもそも本来は商品化の予定の無かった記録用の映像だそうですので、前半は照明が暗すぎてメンバーの表情やダンスも良く見えませんし、一部カットに画質の悪いところがあります。中盤以降はそれなりに明るくはなってきますが、映像化前提のライブDVDのように綿密なカット割りや演出があるわけではないので、本当に記録用の映像なんだなあって感じです。

http://www.amazon.co.jp/review/R2QVIWJS2G5L82/ref=cm_cr_rdp_perm

セットリストもSamtがライブDVD初収録なだけだし(選曲は前述の通り集大成といった感じで素晴らしいですが)、映像や編集も記録用というだけあってちょっとイマイチだなあと感じたので、このレビューの通りだと思います。

パスピエ - 最終電車 featuring 泉まくら (FragmentのREMIX)

パスピエの2ndアルバム『ONOMIMONO』に収録されている「最終電車」に泉まくらによるラップをフィーチャーしたタワレコ限定ワンコインシングル。ラップということでヒップホップ系な感じになるのかなと思いきや、そこまでヒップホップしてなかったので安心ではあるんですが、発売意図がよくわからない…。どの層にアピールしたいのか…?なぜこのタイミングで…?という。c/wにはSIMI LABのOMSBによるリミックスと、「最終電車」のオリジナルバージョンを収録。完全生産限定盤ということで発売日前からネットで売り切れになるなどパスピエの勢いを感じます。6月12日には初のフルアルバム『演出家出演』をリリース。楽しみ。