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【Original Playlist】僕の中の達郎

前回、Perfumeのオリジナルプレイリストを作って、自分で選曲→曲順決めするのってやっぱ楽しいな!と思って、山下達郎ファンの知人のために(笑)作りました。ちょうど一緒に遠出する機会があったので、車の中で流すのにいいかなと思って。

さすがに40年を超えるキャリアの中から選曲するのはかなり大変だったのと、知人から『「SPARKLE」はライブ音源がいい!』と言われたり、知人の好きな曲を選曲したり、いろいろと縛りがあったのでCDの容量80分以内に収められませんでした!次に作るときは普通に自分の好きな曲だけで、そしてライブ音源はやっぱり浮くので除外して作ります…。

というわけで今回も曲の解説というよりは、ほぼほぼ曲順の解説?になっているプレイリスト紹介ですー笑

  1. 悲しみのJODY (She Was Crying)
    1983年6月発売、7thアルバム『MELODIES』収録曲。知人が初めて聴いた山下達郎の曲がこれだった(初めて聴いたアルバム『MELODIES』の1曲目がこれなので)ということで1曲目はこれしかないだろう!と。知人も喜んでくれたのでよかった。ドラムの「ドンッドンッドンドンッドンッ」からの「ジョーディー」という歌い出しで一気に心を掴まれますね。
  2. SPARKLE [Live]
    1989年11月発売、ライブアルバム『JOY』収録曲。オリジナルは1982年1月発売、6thアルバム『FOR YOU』収録。『JOY』でも「ラスト・ステップ」に次ぐ2曲目なので、まぁこの位置でも違和感はないかなと思って。イントロのカッティングは名フレーズすぎてもうこれだけで一気に心を…ってあれ?40年近く前の曲なのに全然色褪せてないのが恐ろしい。
  3. 新・東京ラプソディー
    1988年10月発売、9thアルバム『僕の中の少年』収録曲*1。前曲「SPARKLE」のラストから間髪入れずこの曲のシンセ音に繋がるので、この曲順を思いついた時は密かにガッツポーズしました…心の中で。けど、知人の車の中で流しながらも言った通り、多分ここがピークであとは自分の葛藤が如実に現れた曲順になっています笑
  4. 踊ろよ、フィッシュ
    1987年5月発売、16thシングル。自分が達郎さんの曲で初めて気に入った曲。恐らく2014年にスバルのCMソングに起用されていたようなのでそれで聴き覚えがあったためだと思われます…。この曲は本当にすごい…。サビ→Aメロ→Bメロ→サビ→Aメロ→Bメロ→大サビ×2という展開自体は特に珍しくないんですが、Bメロに入る瞬間の異様さは初めて聴いた時、かなり衝撃でした…。
  5. ジャングル・スウィング -Jungle Swing-
    1993年10月発売、25thシングル。この曲は本当に配置に悩んだ…。ただこの曲も割と最初の頃に気に入った曲だったので外せない、というより外したら知人に「入れなかったんだ」って絶対言われるだろうなと思って入れました…。アップテンポすぎずバラードすぎず…という曲調はやっぱり昔から自分の好みなんだなと思います。
  6. こぬか雨 [Live]
    1996年2月発売、28thシングル「愛の灯~STAND IN THE LIGHT」c/w。これも知人が好きと言っていたので選曲。また、「SPARKLE」はライブ音源がいいというリクエストを受けていたんですが、ライブ音源が1曲だけあるのは浮くような気がしたので、ライブ音源しか存在しないこの曲は必然的に収録曲候補に上がりました。
  7. NEVER GLOW OLD
    2011年8月発売、13thアルバム『Ray Of Hope』収録曲。40年以上のキャリアを総括する上で満遍なく選曲するのは難しく(ここ20年ぐらいはCDリリースの間隔もかなり広がっていますからね…)最近の曲も入れたいなあ、と思い選曲。あと最近、野村不動産のCMソングとして流れているらしく、そういうのもあって候補に。これも割と配置に悩んだなあ…。
  8. MAGIC TOUCH ('98 VERSION)
    1998年8月発売、11thアルバム『COZY』収録曲。オリジナルは1993年6月発売、24thシングル。この曲結構好きで最近よく聴いてたのもあって、ちょっとマニアを気取れるかなという思惑もあり選曲しました笑。シングルバージョンは2019年現在でも未だにアルバム未収録という…。この曲と雰囲気が似ている「BLOW」も候補に上がっていましたが、配置に悩んだので最終的にこちらを選びました。
  9. スプリンクラー
    1983年9月発売、11thシングル。これも結構好きなんですが、ベストアルバムには収録されているもののオリジナルアルバムには未収録で知名度もそこまで高くない…と思う。「君なしでは生きられない 悲しい言葉さ 言い出したらそれで終り 愛は…」って歌詞、すごいよなあ。終盤、繰り返される「冷たいざわめきを~」のコーダがカッコいい。
  10. プラスティック・ラブ [Live]
    1989年11月発売、ライブアルバム『JOY』収録曲。竹内まりや1984年4月に発売した、6thアルバム『VARIETY』収録曲のセルフカバー。これも知人が好きと言っていたので選曲。最近、YouTubeをきっかけに海外で人気が出ているらしい…。「スプリンクラー」の前か次に入れるというのは決めてました。謎のこだわり。
  11. 遊人 -Human-
    1991年6月発売、10thアルバム『ARTISAN』収録曲。知人に「分かってるじゃん!」と思われたくて選びました笑。まぁ知人のリクエストや好きな曲を入れるということは考えていましたが、基本的には純粋に「自分が好きな山下達郎の曲を選曲する」ということは考えているので。1分49秒しかない短い楽曲ですが、1分14秒辺りからの山下達郎お得意の多重録音パートは鳥肌モノです。
  12. クリスマス・イブ
    1983年6月発売、7thアルバム『MELODIES』収録曲*2。「飛遊人 -Human-」からのこの曲順は本当に思いついた瞬間、密かにガッツポーズしました(二度目)。『MELODIES』でも「黙想」という短い楽曲の後に収録されている曲なんですが…この曲順も結構しっくり来る…と思います。にしてもこれ元々アルバム曲だったんですね…。
  13. マーマレイド・グッドバイ -Marmalade Goodbye-
    1988年10月発売、9thアルバム『僕の中の少年』収録曲。これも配置に困った。全曲通して聴きながら今これを書いていますが、試行錯誤の跡がはっきりと分かります。終盤にしか配置できないとは思っていましたが「クリスマス・イブ」の次ではなかったな。曲間の秒数まではいじれないもんなー。元々シングル化の話もあったそうですが、シングルカットされてないアルバム曲の中では一番好きな曲です。
  14. ゲット・バック・イン・ラブ [Live]
    1989年11月発売、ライブアルバム『JOY』収録曲。オリジナルは1988年4月発売、17thシングル。これも配置に悩んだなあ…。当初はスタジオ音源で収録するつもりだったんですが、結局ライブ音源に差し替えたという。この曲は元々「普通すぎてそこまで好きじゃない…」などとのたまっていたんですが、聴いているうちにだんだん好きになっていった曲。なので外せなかった。けど配置に悩んだ。
  15. いつか
    1980年9月発売、5thアルバム『RIDE ON TIME』収録曲。配置に悩んだ結果…元はドラムの音で間髪入れず「恋のブギ・ウギ・トレイン」に入るんですが…ここでは達郎氏の謎の「ウォエ」という声から始まるこの曲に。どちらも好きな曲ではあるので、なんとか次に作るプレイリストでは改善したい。これも元々知人の好きな曲だったんですが、聴かされ続ける内に自分も好きになったという。
  16. ミライのテーマ
    2018年7月発売、51thシングル。この「ミライのテーマ」は知人が言うところでは、どこか初期っぽい雰囲気があるらしく、それを踏まえてこの曲順に。「いつか」の次が「ミライのテーマ」っていうのもなんとなく物語性があっていい感じが…しますよね…?自分が達郎さんの曲を聴き始めた当時、最新曲だった「REBORN」も候補に上がっていましたが、配置に悩んだ結果、外しました…。
  17. 僕の中の少年
    1988年10月発売、9thアルバム『僕の中の少年』収録曲。「僕の中の達郎」というふざけたようなタイトルもここから来ています。にしてもやっぱり『僕の中の少年』が一番好きなアルバムだなぁと改めて思います。「マーマレイド・グッドバイ」がシングルカットされていないアルバム曲の中では一番好きと書きましたが、同じ括りの中では次に好きな曲です。これも配置に困った。まぁ終盤のここしかないなと…。アルバム最後を飾る曲ですが、達郎さん自身が「ラスカルズ『夢見る若者』やザ・ビーチボーイズ『ペット・サウンズ』のようなエンディングがへんちくりんなアルバムにしたかった」と語るように「これで終わり?!」というような奇抜な終わり方をします。そこからまた展開がありそうな、続きがありそうな終わり方。
  18. RIDE ON TIME [Live]
    1989年11月発売、ライブアルバム『JOY』収録曲。オリジナルは1980年5月発売、6thシングル。「クリスマス・イブ」と並ぶ、言わずとしれた代表曲。これはライブ音源だからこそこの位置な訳で、正直スタジオ音源だったらまだ他の場所にも入れられたかなーと思わなくもない。終盤「ウォーウォッウォー」のとこの手振りを知人が真似するのを見届けるのは自分の中で恒例になっています。やらなかった時は盛大に突っ込みます。このライブ音源、8分22秒もあって、後半4分はほぼ達郎氏のアカペラ独擅場。ここにしか入れられないですね…。
  19. YOUR EYES
    1982年1月発売、6thアルバム『FOR YOU』収録曲。アルバム『FOR YOU』ラストを飾る名バラード。これを入れるなら最後しかないだろうと…。元は竹内まりやのために書き下ろした楽曲だったものの、ボツとなったため達郎氏自身の楽曲としてレコーディングしたというから驚き*3

「SPARKLE」はライブ音源がいい、というリクエストもあったため、見ての通りスタジオ音源3曲→ライブ音源→スタジオ音源3曲…というローテーションでの曲順にしています。当初はバラけさせるつもりで考えていたんですが…。スタジオ音源の次にライブ音源(その逆もしかり)という曲順で成功したのは冒頭の「SPARKLE」からの「新・東京ラプソディー」だけで、あとは…うん…。3曲ごとにライブ音源を挟むという制約を設けなくては曲順を決められないほど難しかった…!そもそもCDに収録できる80分を優に越す全19曲、92分という長さ…!

これは近い内にもう一度、何の成約もなく自分の好みだけで達郎プレイリストを作るべきだなと改めて思いました。あと自分がきっかけで知人がPerfumeを好きになってくれたように、自分も知人がきっかけで山下達郎の音楽を知れて好きになれたことを知人にこの場を借りて感謝しておきます…。今年もライブ行きたい。あとアルバム早く出してください、達郎さん。

*1:1989年3月に18thシングルとしてリカット

*2:1983年12月に12thシングルとしてリカット

*3:竹内まりやは31年後となる2013年に「カバー」しています