GARNET CROWというアーティストについて語ってみる

GARNET CROWというアーティストがいたことを覚えている人はどれだけいるだろうか。1999年結成、2000年メジャーデビュー、2002年に「名探偵コナン」のエンディングテーマとして起用された「夢みたあとで」がオリコンTOP10入りを果たし、その後2013年に解散するまで、すべての作品がオリコンTOP20入りを果たすという、固定ファンに根強く支持され続けたアーティストでした。

メンバーは、ボーカルで全楽曲の作曲を担当する中村由利、キーボードで全楽曲の作詞を担当するAZUKI 七、同じくキーボードでほぼ全楽曲の編曲を担当する古井弘人、そしてギタリストの岡本仁志の4人。ドラムやベースといったリズム体がいないことや、所属する音楽事務所「ビーイング」内の他アーティストへの楽曲提供（作詞・作曲・編曲）をメンバー全員がこなすなど、バンドというよりはクリエイター集団といった紹介をされることの多かった4人組グループでした。

ここからは個人的な話になるのですが、筆者がGARNET CROWを知ったのは当時まだ小学生だった頃のことで、母親がレンタルショップで借りてきた「名探偵コナン」のテーマ曲集の中に、デビュー曲の「Mysterious Eyes」や、「夏の幻」が入っていたことがきっかけでした。それからしばらくし、2003年に同じく「名探偵コナン」のエンディングテーマとして起用された「君という光」で興味を持ち、ファンになる…という経緯だったと思いますが、その直前にリリースされた「泣けない夜も泣かない朝も」がエンディングテーマとして起用された「内村プロデュース」を深夜まで夜ふかしして聴いた記憶があるので、この辺の時系列は割と曖昧だったりします。まぁ母親の影響で知って興味を持ったということは間違いありません。2004年には2度目の全国ツアー「live scope 2004 ～君という光～」を母親と一緒に見に行き、シングル「君を飾る花を咲かそう」を人生で初めて自分のお金で購入…というように、自分にとってGARNET CROWは「初めて好きになったアーティスト」で「初めてライブを見に行ったアーティスト」で「初めて自分のお金でCDを買ったアーティスト」というわけであります。

2003年にファンになって2013年に解散するまで10年間ずっと大ファンだったというわけではなく、まず2007年にリリースされた「風とRAINBOW」という楽曲、そして2008年にリリースされた6枚目のアルバム『LOCKS』で突然の路線変更に戸惑わされます。GARNET CROWといえばどちらかといえば内省的で暗い曲調の楽曲が多いアーティストだったので、急に開き直ったかのようにポップに振り切った作風の『LOCKS』は当時もファンの間で賛否両論となっていた記憶があります。そして、何より当時自分は前年「ポリリズム」で大ブレイクし、同時にファンになったPerfumeに完全にハマっていたので、そのあたりから少しずつGARNET CROWに対する興味が薄れていったのです。とはいえ、やはり先程書いたように自分にとって音楽を好きになるきっかけとなったアーティストなので未だにハマっていた頃の曲は愛着がありますし、下手したらソラで歌えるような曲もたくさんあったりします。

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ここまで書いてみましたが、あ、これはまとめきれない！と思ったのでとりあえずここまでで終わりにします。もし余裕があればGARNET CROWがリリースした全作品を紹介しつつ、全曲レビューでもできたら…と思っていますが…。実現できるかどうかはわからないので…。

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（それにしても、ツイッターの140文字という制約を気にせずに書きたい放題書けるっていうのはやっぱりいいですね。）

GARNET CROW「GARNET CROW BEST OF BALLADS」全曲紹介