【Original Playlist】CAPS BEST
中田ヤスタカのメインユニット「capsule(現:CAPSULE)」のベスト盤を勝手に作りました。タイトルは2013年のアルバム『CAPS LOCK』から。
相変わらずCDの収録可能時間74分という縛りに完全にとらわれてしまっています…。そのために泣く泣く外した楽曲は「5iVE STAR」「STRIKER」「CONTROL」「The Music」「Player」の5曲…たぶん…。
ベスト盤にも入ってる定番曲から、なんで入ってないんだ!ってくらい好きな曲まで、個人的な趣味を存分に反映した内容になったと思います…誰得?
- capsule rmx →
2007年10月発売、リミックスアルバム『capsule rmx』収録曲。1曲目に入っている1分にも満たない小曲なのですが、capsuleに限らずヤスタカのそういういわゆる「1曲目」の中でも特に好きなので入れちゃいました。 - FLASH BACK (Extended-Live mix)
2007年12月発売、アルバム『FLASH BACK』収録曲で、2009年8月発売のベストアルバム『FLASH BEST』に収録されたバージョン。1曲目から間髪入れず始まるこの感じはこの位置しかないだろう、と。音の洪水に溺れてください。
- Starry Sky
2007年2月発売、アルバム『Sugarless GiRL』収録曲。capsuleといえばコレというぐらい定番の代表曲。『FLASH BEST』でもこの曲順でキレイに繋げてあるのでここでもそのままの並びに。ここまで聴いて気に入らなかったらもう止めてもいいよ、というぐらいの勝負曲。あまりにも完璧すぎて曲について語るのは野暮なような気すらしてしまいます。
- FRUITS CLiPPER
2006年5月発売、アルバム『FRUITS CLiPPER』収録曲。capsuleが一気にエレクトロ路線に舵を切るキッカケとなったアルバムです。ここまで『FLASH BEST』と同曲順。いやほんと並べて聴いてみるとこれ以外ありえないだろう、と思うぐらい完璧な曲順なんですよね。前2曲の緊張感を保ちつつも、いい具合にほぐしてくれるミディアムナンバー。
- more more more
2008年11月発売、アルバム『MORE! MORE! MORE!』収録曲。前曲は『FLASH BEST』ではフェードアウト処理されていますが、元々はそのままノンストップで次の曲になだれ込むようになっており、ここでは一気にこの曲になだれ込みます。Perfumeのブレイクも相まってヤスタカの音楽が一気に浸透していくキッカケとなった曲ですね。カワイイはつくれる。
- the Time is Now
2008年11月発売、アルバム『MORE! MORE! MORE!』収録曲。今回、capsuleのベスト盤を作りたい…と思ったキッカケのような曲。ベスト盤には入っていないけど、こういう頭おかしいぐらいぶっ飛んだ曲(褒め言葉)がcapsuleにはたくさんあるのです。Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅでは絶対聴けない…いやPerfumeでもそろそろここまで吹っ切れた曲やってくれてもいいんですよ…。それまでの展開が一気に回収されていく終盤の展開にはただただ感服。
- Phantom
2008年11月発売、アルバム『MORE! MORE! MORE!』収録曲。前曲から引き続き、capsuleのダークサイドに引き込んでいきます。うまく説明できないのがもどかしいですが、ラスト約40秒の展開がたまらなく好きなのです。最後まで気が抜けない曲。
- Factory
2010年3月発売、アルバム『PLAYER』収録曲。ハードミニマルとでも言うのでしょうか、とにかく攻撃的なビートと、そしてその反復。人によっては退屈と感じてしまうのでしょうが、自分はとにかくこの反復が最高に好きなのです…。終盤、4分30秒あたりから約30秒間に渡って執拗なまでにひたすら繰り返される展開、ハマってしまうともはや物足りなさすら覚えてしまいます。3分ぐらいに引き伸ばしたバージョン作ってほしい。で、それをクラブで大音量で流してほしい。capsuleでもあまりないタイプの曲。 - super speeder Judy Jedy
2006年5月発売、アルバム『FRUITS CLiPPER』収録曲。メロウな音色で始まるミディアムアンバー。かと思いきや、ひずんだギターが鳴り響くハードテクノ。capsuleのダークサイドシリーズ、ここまでで終了。ヴォコーダーかけまくってもはや歌詞見ないとなんて歌ってるか分からないとこ好き。このアルバムまではCD買えば一応歌詞が載ってたんですよね。帯の裏にびっしり書いてあるという。ヤスタカの「歌詞カードっていらなくないですか?」っていう思想が反映されています。 - Eternity
2007年12月発売、アルバム『FLASH BACK』収録曲。こっからラストまで駆け抜けます。80年代を思わせるサウンドはまさに『FLASH BACK』。たったワンフレーズを微妙にメロディ変えながらではあるものの、4分間最後まで飽きずに聴かせられるのって何気にすごいよなあ。文字通り、永遠に聴いてられそう。
- WHAT iS LOVE
2011年5月発売、アルバム『WORLD OF FANTASY』収録曲。当初は3月に『KILLER WAVE』というタイトルで発売予定だったものの、東日本大震災の影響で発売延期とタイトル変更を余儀なくされたという…。全編128bpmでノンストップ編集されており、まさに『KILLER WAVE』な内容で個人的にcapsuleで一番好きなアルバムだったりします。capsuleでは珍しくホーン隊を全面的にフィーチャーしたサウンドが印象的。ラストまで一気に駆け抜けていく疾走感がたまりません。 - Feelin' Alright
2012年3月発売、アルバム『STEREO WORXXX』収録曲。前曲から一気になだれ込むこの流れ、我ながら最高だなぁと。アルバム1曲目というだけあってこれも定番曲だと思います。ここまで聴いた人はもうcapsuleの虜になっているであろう、という目論見。
- PRIME TIME
2011年5月発売、アルバム『WORLD OF FANTASY』収録曲。これも前曲からほぼノンストップでなだれ込むようになっています。そこはかとなく漂うラスボス感。いや、普通にただただカッコいいですね。酒が進みます。というか飲み干してしまいました。歌詞と曲調のなんともいえない終末感が好き。 - JUMPER (Live mix)
2008年11月発売、アルバム『MORE! MORE! MORE!』収録曲で、2009年8月発売のベストアルバム『FLASH BEST』に収録されたバージョン。真のラスボスとでも言いますか…。もはや常人には太刀打ちできない風格すら感じさせます。何を隠そう、ヤスタカ自身が当時「最高傑作」と言っていた楽曲なのです。賛美歌を思わせる神聖な曲調、無敵感すら感じさせる攻撃的なトラック、そしてこのLive mixではそれが更に強調されていて、もう笑うしかありません。まじ無理。
- Sugarless GiRL
2007年2月発売、アルバム『Sugarless GiRL』収録曲。最後はcapsule、第2の代表曲とも言えるこの曲に締めてもらいました。『FLASH BEST』でもそうでしたが。個人的にはやはりヤスタカは稀代のメロディメーカーだと思っていて、この曲でもその才能が遺憾なく発揮されています。ただただひたすらキャッチー。一度聴いたら忘れられないサビ。「きっと 今どこかで / 最悪なことがって / ため息付いてるキミ / 沁みるミュージック / ベースのライン / きっと 世の中の / せいにしても変わんない / それよりも / 聴いてたいのは / こんなミュージック / 吹き飛ばした」っていう歌詞、音楽っていつだってそういうものであってほしいよなぁ、って思います。