frugra's favorite artist ranking -part.8-
「frugra's favorite artist ranking」とは
- 好きなアーティストをコメント付きのランキング形式で紹介する企画です。
- 解散・引退したアーティスト、活動休止中のアーティスト、メンバーのソロ活動はランキング対象外とさせていただきます。
すっかり忘れ去ってしまっていたこの企画。毎年4月と10月にやってたんですね。もう11月になっちゃいましたけど…。
この半年で結構色んなアーティストを聴き始めた気がするので、ランキングもだいぶ変動しそうです。
1位:Perfume
前回から4ランクアップ。(最高位タイ)
先月、アルバム『LEVEL3』をリリース。前作『JPN』が全編ボーカルが強調された“歌モノ”だったのに対し、今作はそれとは真逆な全編”音モノ”なアルバムになっていて、久々に「カッコいいPerfume」が楽しめて、自分の中でまたPerfume熱が再燃しているので今回1位にしました。ただ2年ぶりのアルバムだというのにレコ発ツアーが東京ドームと京セラドーム(大阪)だけというのは…さすがに残念…。全国ツアーも前回の『JPN』ツアーが最後ですからね…。ドームライブとは別に全国ツアーもやってほしいです。
所属レーベル:Perfume Records / Universal J / Universal Music
最新曲:「Sweet Refrain」(ニューシングル「Sweet Refrain」収録曲/11月27日発売予定)
2位:アーバンギャルド
前回から1ランクダウン。(最高1位)
今年6月に初のベストアルバム『恋と革命とアーバンギャルド』をリリース。冒頭に収録された新曲2曲(「初恋地獄篇」「都会のアリス」)はプロデュースを佐久間正英氏が手掛けた事でも話題となり、音楽番組「MUSIC FAIR」初出演時にもベーシストとして共演していました。そのレコ発ツアーの福岡公演にも参戦しました。いつも通りのアーバンギャルドで安定感のあるライブパフォーマンス。でしたが、ツアー終了後にメンバーの谷地村啓(Key)が脱退。現在はサポートを招いてライブしているという状況。谷地村氏はほぼ全曲のプログラミングを手掛けていた事もあり、音楽的に今後どうなっていくのか心配でもあります。
所属レーベル:Universal J / Universal Music
最新曲:「都会のアリス」(ベストアルバム『恋と革命とアーバンギャルド』収録曲/発売中)
3位:神聖かまってちゃん
前回から1ランクダウン。(最高1位)
昨年11月にアルバム『楽しいね』をリリース後、今年9月に“の子”(Vo)がアルバム『神聖かまってちゃん』でソロデビュー。その直前から神聖かまってちゃんとして全国ツアー「聖誕5周年!!熱血HipHopツアー」がスタートする、などバンドとしての活動の軸がぶれてきているような神聖かまってちゃんがランキング初登場以来、最低位の3位に陥落。また、“かっちゃん”との「ツインドラムあいどるユニット」としてデビューした、神聖かまってちゃんメンバーの“みさこ”(Dr)擁するアイドルグループ“バンドじゃないもん!”は、今年5月に新メンバー3人の加入が発表されたかと思いきや、同年8月に“かっちゃん”の脱退発表、10月にまたもや新メンバー1人が加入されるなど、こちらも迷走中。10月に参戦した熊本公演も機材トラブルにより“の子”のエンジンがかからず微妙なテンションのライブとなるなど、個人的には最近の神聖かまってちゃん、不調です。レコーディング中というアルバムに期待。
所属レーベル:unBORDE / Warner Music Japan
最新曲:「フロントメモリー」(YouTubeやニコニコ動画にアップロードされた新曲)
4位:電気グルーヴ
前回から変わらず。(最高位タイ)
今年2月、約3年半ぶりのアルバム『人間と動物』をリリースし、約5年ぶりとなる全国ツアー「ツアーパンダ2013」をスタート。初日となった福岡公演にも参戦、電気にとって久々の土地となる福岡でのライブ、そしてツアー初日という特別な一日を楽しむ事ができました。先述の通り、電気の活動は2000年代に入ってからは特にマイペースなものとなっているので、それ以降の活動はフェスへの参加程度なのですが、気長に次回作に期待しつつ、これまでの電気作品を今後も楽しもうと思っています。
所属レーベル:Ki/oon Music / Sony Music Entertainment
最新曲:「Missing Beatz」(ニューアルバム『人間と動物』収録曲/発売中)
5位:モーモールルギャバン
前回から2ランクダウン。(最高3位)
今年9月、シングル「LoVe SHouT!」をリリースし、全国ツアー「URBAN NIGHT! 騒ぎまSHouT!」を開催。福岡公演に参戦。ほんとに毎回思うのはモーモーのライブはただただ楽しいという事。エネルギッシュでパワフル。演奏力もテンションも高い。何度行っても「また行きたい」と思える正真正銘の「ライブバンド」です。更に今回はモーモー3度目の参戦にして初のワンマンだったので初めてライブで聴いた曲もあって、選曲面でも楽しめました。なのにランクが下がったのは今年唯一の作品(現時点で)が2曲入りシングル(c/wはインスト)だったせいですかね…。来年こそはアルバムに期待しています!
所属レーベル:Getting Better / Victor Entertainment
最新曲:「LoVe SHouT!」(ニューシングル「LoVe SHouT!」収録曲/発売中)
6位:クリープハイプ
今回が初登場。
2001年に尾崎世界観(Vo)を中心にスリーピースバンドとして結成。その後メンバー2人の脱退を経て、2009年にメンバー3人が加入し、現在のメンバー構成に。2012年4月にアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビューを果たし、同年の「第5回CDショップ大賞」に入賞。2013年5月にリリースされた3rdシングル「憂、燦々」は「ANESSA」CMソングとして起用され、8月2日には「ミュージックステーション」に初出演。7月にリリースされた2ndアルバム『吹き零れる程のI、哀、愛』はオリコン初登場6位を記録し、全国ツアー「秋、零れる程のクリープハイプ」は全15会場をソールドアウトさせるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのバンド。尾崎世界観のハイトーンボイスと、主に女性の生々しい恋愛心情を描いた独特な歌詞が特徴。今年3月にリリースされた2ndシングル「社会の窓」では1stシングルでオリコン7位を獲得した自らのバンドを歌詞に描写するなど自虐的な歌詞も話題となりました。福岡公演(DRUM LOGOS)参戦したかったんですが、5回くらい抽選に外れてしまい泣く泣く諦める事に…。次のツアーはZepp Fukuokaでしょうね。今後の活動に期待。
所属レーベル:Getting Better / Victor Entertainment
最新曲:「ラブホテル」(ニューアルバム『吹き零れる程のI、哀、愛』収録曲/発売中)
7位:パスピエ
前回から3ランクアップ。(今回が最高位)
今年6月にアルバム『演出家出演』をリリース。2009年結成、2011年にミニアルバム『わたし開花したわ』でインデューズデビュー、2012年にはミニアルバム『ONOMIMONO』でメジャーデビューを果たし、今年3月にはアルバムからの先行シングルとなる「フィーバー」をリリースし、前述の『演出家出演』はオリコン初登場11位を獲得。先月から始まった東名阪ツアーを先日終え、今月27日から新潟を皮切りに全国8ヶ所で追加公演を行う予定で、10月27日には配信限定シングル「とおりゃんせ」もリリースするなど、話題に事欠かないパスピエ。12月15日の福岡公演が初パスピエライブなので期待しています。『演出家出演』も素晴らしい出来でしたし、新曲「とおりゃんせ」でも更に進化したパスピエサウンド聴かせてくれています。今後ブレイクの可能性大。
所属レーベル:unBORDE / Warner Music Japan
最新曲:「とおりゃんせ」(配信限定シングル/配信中)
8位:CAPSULE
前回から2ランクダウン。(最高2位)
先月、約1年7ヶ月ぶりのニューアルバム『CAPS LOCK』をリリース。自主レーベル「contemode」(YAMAHA MUSIC COMMUNICATIONS)から、Warner Music Japanのレーベル「unBORDE」に移籍し、名義も小文字から大文字の「CAPSULE」に一新。それに引っ掛けてか新作のタイトルは『CAPS LOCK』。収録曲のタイトルも全てパソコンのキーボードにまつわる曲名(「HOME」「CONTROL」「DELETE」...etc)など、徹底したコンセプチュアルさをもってリリースされた『CAPS LOCK』はそれまでのフロア受けを意識したクラブミュージックから一転、アンビエントな室内向け音楽になっていました。作詞・作曲・編曲からプロデュース、マスタリングまで音楽制作の全てを手がける中田ヤスタカ氏が「ライヴなどで盛り上がり合う音楽ではなく、かといってBGMでもなく、一人一人が内なる盛り上がり方をすればいい音楽もあるはずなのに、世の中では目立ってないと思って。」*1と語るように「みんなで盛り上がる」音楽ではなく「一人でじっくり聴き込む」音楽となっています。2007年発表のアルバム『FRUITS CLiPPER』がそれまでのフレンチポップ路線からエレクトロ路線に方向転換したように今作については賛否両論。自分も「こういうのもありかな」という程度で大満足というほどではありませんでしたね…。でも今後、表記も新しくなった「CAPSULE」がどうなっていくのか気になります。
所属レーベル:unBORDE / Warner Music Japan
最新曲:「CONTROL」(ニューアルバム『CAPS LOCK』収録曲/発売中)
9位:SAKANAMON
今回が初登場。
2007年12月に結成。当時のドラマーが脱退、2009年4月に現ドラマーが加入し、現在のメンバー構成に。2011年にミニアルバム『浮遊ギミック』でインディーズデビュー。翌年、5月に2ndミニアルバム『泡沫ノンフィクション』をリリース後、12月にフルアルバム『na』でメジャーデビュー。今年4月に1stシングル「シグナルマン」、8月に2ndシングル「花色の美少女」をリリースし、先月22日から京都を皮切りに全国7箇所の全国ツアーを敢行中。12月1日の福岡公演、行こうかどうしようか迷ってたらチケットが売り切れてしまい、あえなく断念。文学的な歌詞と馴染みやすいキャッチーなメロディーが特徴的で、メンバー3人の緩くて和める親しみやすいキャラクターやライブMCも人気の一つ。2ndアルバムにも期待しています。
所属レーベル:Getting Better / Victor Entertainment
最新曲:「花色の美少女」(ニューシングル「花色の美少女」収録曲/発売中)
10位:andymori
今回が初登場。
2007年に結成。2010年11月に当時のドラマーが脱退、翌月に現ドラマーが加入し、現在のメンバー構成に。2008年にデビューEP『アンディとロックとベンガルトラ』をリリースし、以後2013年現在までに5枚のフルアルバムをリリース。その内、2010年にリリースされた2ndアルバム『ファンファーレと熱狂』は「第3回CDショップ大賞」で大賞を受賞。しかし、2013年5月、7月末から8月末までに9ヵ所10公演で行う全国ツアーと、9月24日の日本武道館ライブを以て解散する事が発表されたものの、7月4日に小山田壮平(Vo)が高さ4.5mから河川に飛び降り重傷を負ったため、ツアーと解散ライブは中止に。現在も小山田氏は通院治療を行っているという状態。不謹慎ながら飛び降り事故の件で興味を持って聴き始めたのですが、小山田氏の少年のようなハスキーボイスと郷愁感の漂うメロディが魅力的でこのまま解散となるのは惜しまれます。全快後に予定されていた全国ツアーと解散ライブが行われるのなら参戦したいと思っています。
所属レーベル:Youth Records
最新曲:「宇宙の果てはこの目の前に」(ニューアルバム『宇宙の果てはこの目の前に』収録曲/発売中)
今回が初登場。
2010年8月に結成し、2011年2月に現在のメンバー構成となる。今年1月にミニアルバム『菅原達也菊地椋介佐伯香織渋谷悠』でインディーズデビューし、同年9月にフルアルバム『P.S.メモリーカード』をリリース。正直言ってWikipediaにも載ってないし、インディーズだし、まだ素性がよく分かっていません!でもYouTube上にアップロードされたよく分からない謎の動画や、掴み所のない何とも言いようのない楽曲、でもメロディセンスはかなり高いし、新人バンドとは思えないほど完成された世界観が魅力。ロック?ポップ?ニューウェイヴ?既存のジャンルに分類することすらできない謎のバンド。これから要注目です。
所属レーベル:JACKMAN RECORDS
最新曲:「輝くサラダ」(ニューアルバム『P.S.メモリーカード』収録曲/発売中)
12位:androp
今回が初登場。
2008年に結成、2009年にミニアルバム『anew』でインディーズデビューし、2011年にメジャーデビュー第1弾作品となるミニアルバム『door』をリリース。今年8月にリリースしたシングル「Voice」はドラマ「Woman」の主題歌に起用され、8月23日には「ミュージックステーション」に初出演。筆者もそれを見てハマりました。今月16日から広島を皮切りに全国8ヶ所11公演となる全国ツアーを開始し、来年3月には国立代々木競技場・第一体育館でアリーナでは初となるワンマンライブが決定しているほか、音楽性のみならず、MVやCDパッケージ、ライブパフォーマンスなど様々な方面から高い評価を受けている今後ブレイク必至のバンド。今月27日にはニューシングル「Missing」をリリース。同曲「映画「ルームメイト」主題歌にも抜擢されています。
所属レーベル:unBORDE / Warner Music Japan
最新曲:「Voice」(ニューシングル「Voice」収録曲/発売中)
今回が初登場。
2002年に結成、2004年にアルバム『avengers in sci-fi』でデビュー、2009年にミニアルバム『jupiter jupiter』でメジャーデビュー。同年、木村カエラの楽曲「BANZAI」をプロデュースしたり、2011年には2ndシングル「Sonic Fireworks」がMAZDAのCMソングに起用されるなど様々な方面から注目を集めているバンド。今年6月には初のベストアルバム『Selected Ancient Works 2006-2013』をリリース。このバンドとの出会いは、今年4月に参戦したねごとの福岡公演で対バン相手として見たのがきっかけだったんですが、ライブがカッコよかった…!事前に予習はしていきましたが、ライブだと更にかっこよくなっててびっくりしました。またいつかライブ行きたいです。ちなみにJRAのCMソングとして新曲がオンエアされているようです。次回作に期待。
所属レーベル:Getting Better / Victor Entertainment
最新曲:「Yang2」(ニューアルバム『Disc 4 The Seasons』収録曲/発売中)
14位:YUKI
前回圏外(11位)から3ランクダウン。(最高6位)
今年はシングル「STARMANN」1枚のリリースだけとなったことから大幅なランクダウンに。ただ定期的にYUKIの曲を聴いたりライブ映像を見たりするとその度にやっぱりこの人は別格だなと思わされます。一度はライブに行ってみたいです。来年はもっとリリース活動が精力的に行われれば嬉しいんですけどね。
所属レーベル:EPIC Records Japan / Sony Music Entertainment
最新曲:「STARMANN」(ニューシングル「STARMANN」収録曲/発売中)
前回圏外(17位)から2ランクアップ。(最高6位)
今年2月にシングル6曲を収録した2ndアルバム『5』をリリースし、その直後から全国23ヶ所を廻る全国ツアーを敢行。筆者も先述の通り、福岡公演に参戦しましたが、正直対バン相手のavengers in sci-fiの印象の方が強かったです…。ただガールズバンドとしては頭ひとつ飛び抜けていると思うので今後の活動にも期待しています。新曲「シンクロマニカ」もねごとらしいヘンテコリンな楽曲でクセになります。
所属レーベル:Ki/oon Music / Sony Music Entertainment
最新曲:「シンクロマニカ」(ニューシングル「シンクロマニカ」収録曲/11月13日発売予定)
以下は好きだけどランクインしなかったアーティストたち
(南波志帆 / 相対性理論 / サカナクション / Base Ball Bear / 植田真梨恵)
(きゃりーぱみゅぱみゅ / タルトタタン / ハナエ / ももいろクローバーZ / 椎名林檎)
(木村カエラ / 禁断の多数決 / MEG / バンドじゃないもん! / aiko)
(B'z / チャットモンチー / 空想委員会 / 忘れらんねえよ)