【CDレビュー】2014年1月発売分
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【未レビュー】
- 2014.01.29 岡村靖幸 「ビバナミダ」
- 2014.01.15 空想委員会 「空の罠(下)」
- 2014.01.29 aiko 「君の隣」 レンタル(通常仕様盤)
1. 君の隣 [作詞/作曲:AIKO / 編曲:島田昌典]
aiko、通算31枚目のシングル。ロッテ「ガーナミルクチョコレート」CMソングとして昨年の9月から放送されていた楽曲。aikoは好きだけど買うほどではないので毎回レンタルしている程度のライトファンなんですが、最近のシングル曲はマンネリ感というか「ああ、いつものaikoだなあ」というそれ以上でもそれ以下でもない感があったのですが、今回の曲は結構いい。メロディもキャッチーで耳に残りやすいし、久々のヒット曲になりそうな気がしたんですが、そこまでヒットしなかったのが謎。
★★★★★★★★ 8.0
2. 舌打ち [作詞/作曲:AIKO / 編曲:島田昌典]
攻撃的なギターが目立つロックナンバー。aikoのカップリング曲はまあなんというか上にも書いたような「ああ、いつものaikoだなあ」というそれ以上でもそれ以下でもない感じの曲が毎回多いんですが、これもその例に漏れず。好きな人はとことん好きなんだろうけど。ただ、毎回そういう曲を安定して作り続けられるのはすごいと思う。よく聴いたら曲の終わりで「チッ」と舌打ちしてる。
★★★★★★☆ 6.5
3. 朝寝ぼう [作詞/作曲:AIKO / 編曲:島田昌典]
こちらは一転、aikoのカップリング曲にほぼ毎回必ず1曲は入っているスローバラード。ドラムのフレーズでちょっと「カブトムシ」を思い出す。うん、まあ他に特に何も感想が浮かばない…。いつものaiko。
★★★★★★☆ 6.5
★★★★★★★ 7.0 - 2014.01.29 やくしまるえつこ 「X次元へようこそ / 絶対ムッシュ制」 レンタル
1. X次元へようこそ [作詞/作曲:ティカ・α / 編曲:菅野よう子]
やくしまるえつこ、通算7枚目のシングル。アニメ「スペース☆ダンディ」エンディングテーマ。これまでのまるえつソロの楽曲はどれも耳に残るような中毒性があったのに対して、今回の楽曲は…右から左…。マスタリングを最近何かと名前を目にすることが多いテッド・ジェンセンが担当しているだけあって音はいいです。
★★★★★★☆ 6.5
2. 絶対ムッシュ制 [作詞/作曲:ティカ・α / 編曲:やくしまるえつこ, Jimanica]
初期の相対性理論を思い出すようなフレーズから始まるロック色の強いナンバー。やくしまるえつこ本人がギターを弾いているらしい。「あっ、ここサビだったんだ」と思うほどフックの弱いメロディが残念で、終始一番耳に残るのが前述の理論っぽいフレーズというのが…。新体制となった相対性理論の新作『TOWN AGE』が思いの外よかったので、やっぱりやくしまるえつこはソロより理論のほうが好きです。
★★★★★☆ 5.5
5. X次元へようこそ (tv-size) [作詞/作曲:ティカ・α / 編曲:菅野よう子]
3曲目と4曲目は上2曲のオフ・ボーカル・バージョン。まあ、特筆すべきこともないただのテレビサイズ(1分半)の音源。アニメタイアップ曲のシングルって結構こういうの入ってますけど、全くアレンジが違う訳でもないのに入れる意味ってあるのか。
★★★☆ 3.5
★★★★★ 5.0 - 2014.01.15 サカナクション 「グッドバイ / ユリイカ」 レンタル(通常盤)
1. グッドバイ [作詞/作曲:山口一郎]
サカナクション、通算9枚目のシングル。昨年の「紅白歌合戦」でも披露した前作「ミュージック」から1年ぶりのシングルということで注目度は抜群だったのですが、サカナクションといえば電子音楽というようなパブリックイメージを打ち砕くようなアコースティックなバンドサウンドが目立つスローバラードになっています。若干、デビュー当初の路線を思い出すような音。ボーカルの山口一郎が自身の出演するラジオ番組でこの曲を流す際に製作時の苦労を語りながら号泣してしまったそうな。曲に込められた想いは切実なようですが、肝心の曲がパッとしないのがよくなかったのかセールス的にはいまいちだった模様。あと「サカナクション=合唱」というパブリックイメージはここでも継承しなくても…。
★★★★★★☆ 6.5
2. ユリイカ [作詞/作曲:山口一郎]
こちらもA面曲。というかタイアップが付いたのはこちらの方で、映画「ジャッジ!」エンディングテーマとなっています。「グッドバイ」「ユリイカ」ともにMVが制作されていたり、ノンタイアップの「グッドバイ」を1曲目にしてテレビでも「グッドバイ」だけ披露していたのはそれだけ「グッドバイ」に思い入れがあったのでしょうか。で、この「ユリイカ」ですが、これこそまさにサカナクションに求める音、という感じ。やっぱり自分の中では「サカナクション=エレクトロとバンドの融合」だなあと思いました。この無機質さと無常感とが入り混じった何とも表現しがたい空気感は素晴らしい。ただ、全裸の女性十数人を並べて山口一郎(Vo)が生唾を飲んだり触れたりするMVはちょっと気持ち悪かった。
★★★★★★★★☆ 8.5
3. 映画 (AOKI takamasa Remix) [作詞/作曲:山口一郎]
アルバム『sakanation』収録曲のリミックス。リミキサーはシングル「アイデンティティ」に収録されていた「YES NO」のリミックスも手掛けたAOKI takamasa。トラックからボーカルを半拍ずらしてある(よくある手法ですが)。あとは特に何も…。
★★★★★ 5.0
★★★★★★★ 7.0