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by ⊿ / since 2009.10.17

モーモールルギャバン - 野口、久津川で爆死

野口、久津川で爆死

野口、久津川で爆死


今回新しく紹介するのはモーモールルギャバンというドラムボーカルとベースと紅一点のキーボードの男女混合スリーピースバンドです。初めて知ったのはいつだったか覚えてませんが、なんとなく名前は知っていて、初めて彼らの演奏を見たのはねごととBase Ball Bearが出演した昨年夏の「MUSIC JAPAN ANNEX」。その時はそうでもなかったんですが、なんとなく気にはなっていて*1、今年3月末、B.B.かまってちゃんのシングルをタワレコに買いに行ったときに、試聴機にニューアルバムが置いてあったのでなんとなく聴いてみたら「うおおおお!」と体中に電気がビリビリと来てしまったのです。そこからいつかレンタルしよう!と思い、特にレンタルするものがなくなった今、借りることにしたのです。全部借りしなかったのは例の1000円割引券を使うため。1日1回しか使えないんですよ、それ。つまり1日1回100円割引券。
そんなモーモールルギャバンのデビューアルバム『野口、久津川で爆死』。どんな作品になっているのかワクワクしながら聴いてみたいと思います。例によって全曲レビューもやってみたいと思います。

  1. 琵琶湖とメガネと君
    ファンキーなリズムに乗せてアルバムの出だしからいきなり「死にたい死にたい」と歌われるミディアムナンバー。うねうね動き回るベースラインがカッコいい。この時点で既にモーモールルギャバンの世界観が確立しているのが素晴らしいです。
  2. POP! 烏龍ハイ
    一転してハイテンポなアップナンバー。「烏龍ハイ」連呼が面白い。タイトルのPOP!とはまさしくポップな曲です。これもベースラインがカッコいいなあ。ちなみにモーモールルギャバンには「Hello!! Mr.Coke-High」という曲もあります。お酒好きだなw
  3. 細胞9
    インスト曲。攻撃的なキーボードから始まり、低音ボイスとエフェクトボイスで「細胞9」と繰り返されるナンバー。「細胞9」とは一体何なのかわかりませんが、とりあえずこれもベースラインがカッコいい。キーボードも心地いい。3分半辺りからのドラムソロがカッコいい。つまりモールルメンバー全員大活躍なナンバーですね。
  4. コンタクト
    キーボードの女性がメインボーカルを務めるメロウな雰囲気漂うミディアムナンバー。コンタクトを初めて付けてまだ慣れない、でもそれは別れ話のせいじゃない、という歌詞が秀逸。メロディラインのめくるめく展開が印象的。
  5. 君のスカートをめくりたい
    ベースソロから始まるナンバー。延々と「君のスカートをめくりたい/ベイビベイビベイビ(中略)ベイベー」と繰り返されるナンバー。「ベイビベイビry」のパートで激しくなるのが面白い。一言で言えばカオス。
  6. ユキちゃん
    自主制作盤『ユキちゃん』収録曲の再録音版。モールルの代表曲のひとつ。一言で言えば「ユキちゃん大好き」な曲。ユキちゃんへの想いをただただ綴ったキャッチーなナンバー。最後の最後で「ユキちゃん!」とシャウトするのが印象的。
  7. 野口、久津川で爆死
    インスト曲。途中にベースの丸山による寸劇が挿入されている。タイトルをひたすら連呼するのかと思いきや、途中で寸劇が。これが面白いw その後にメロウな雰囲気になるかと思いきや、元のタイトルをひたすら連呼する激しい曲調に戻るのが印象的。これもカオス。
  8. Ca☆Na
    カルシウムとナトリウムで「Ca☆Na」。ハンドクラップが入っていてキャッチーなナンバー。シャレオツなキーボードの裏でカオスな言葉をシャウトする間奏がもはやカオスを通り越してカオスw カルシウムとナトリウムが不足しているみたいです、「君」は。とりあえずカルシウムとナトリウムの歌。
  9. SOS
    「恋人が臭い人 悲しいよね/友達に掘られると悲しいよね」。なんという歌詞だw これがサビだから笑えるw でもちょっと印象に残りづらいかな。相変わらずベースとキーボードがいいなあ。
  10. サイケな恋人
    自主制作盤『サイケな恋人』収録曲の再録音版。曲後半のパンティ・コール以降は渋谷CLUB QUATTRO(2009年)でのライブ録音。キーボードの女性がメインボーカルを務めるメロウな雰囲気漂うミディアムナンバー。これもキャッチーだなあ。「MUSIC JAPAN ANNEX」でボーカルが「あくまでJ-POP」と言っていましたが、まさしくその通りですね。カオスな領域を越えつつもメロディアスでキャッチーな部分はJ-POP。途中からボーカルがラップのようなセリフを畳み掛けるように捲し立てパンティ・コールが巻き起こるライブ音源になります。カオスだ。けどキャッチーなのが憎いところです。

モーモールルギャバン
Drum&Vocal : ゲイリー・ビッチェ
Bass : T-マルガリータ
Keyboard : ポック・ユコ
演奏:モーモールルギャバン
作詞・作曲:モーモールルギャバン
プロデュース:ヨシオカ トシカズ (BohQun / Lively Up co ltd)
マネージメント:Lively Up co ltd
アシスタント・エンジニア、スタジオコーディネイション:伊藤秀樹 (ツバメスタジオ & juno studio & 渋谷屋根裏)
君島結 (ツバメスタジオ & juno studio)
ツバメスタジオ (浅草橋)
juno studio (熱海)
ジャケット・イラスト:中村佑介
デザイン:滝本章雄 (Art Yard)
ロゴ・デザイン:Youth Records
スペシャル・サンクス:君島仁 / 君島敏子 / パンティ・コールに参加していただいた皆様

珍しいことに偶数の曲が気に入って奇数の曲はそこまで気に入らなかったという事態になりました。全体的にまだまだな点とキラリと輝く可能性を感じます。デビューアルバムにしてこれだけのものを持って来られたのはすごいと思います。これから2nd、3rd、4thとどう進化していくのか楽しみです。

*1:ちなみにアーバンギャルドもこの番組に出ていて後にハマることになります。