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モーモールルギャバン - BeVeci Calopueno

BeVeci Calopueno(初回限定盤)

BeVeci Calopueno(初回限定盤)

昨日借りてきたんですが、帰ってきたら電気が止まっていたためインポートできず、今日、今まさにインポートしています。3rdアルバム「BeVeci Calopueno」です。読み方は「ベヴェッチ・カロプーノ」だそうで、意味は特にないそうです。初回限定盤のみボーナストラック「美沙子に捧げるラヴソング」が収録されていて、TSUTAYAに在庫が初回限定盤かどうか確認するために電話したときに読み方がわからなくて苦労しました。結果、初回限定盤だったんでよかったんですけどね。あ、今回も例の1000円割引券ならぬ1日1枚100円割引券を使って借りてきました。あと2回分使えます。来月には使い終わるな。
そんな雑談はともかく今回も全曲レビューしたいと思います。

  1. UWABURN
    インスト曲。いきなり銅鑼の音から始まるおどろおどろしいイントロのナンバー。1分半辺りでドラムが入り曲が始まる。歌詞は「(JASRACからの申し立てにより削除しました)」「(JASRACからの申し立てにより削除しました)」と連呼するのみ。相変わらずカオスです。5分半近いナンバーなので3分過ぎた辺りで飽きてくるかな。オープニングのインスト曲は前作『クロなら結構です』の「J-POP」のように短めがベストかも。
  2. BeVeci Calopueno
    インスト曲。ドラムソロから始まるアルバムタイトル曲。歌詞は「ベヴェッチ・カロプーノ」と連呼するのみ。出だしから2曲続けてインスト曲というのはちょっと飽きるかも…。これは3分ちょいなのでだれる前に終わるのでいいんですけどね。
  3. Hello!! Mr.Coke-High
    本作のリード曲。自分が初めて彼らの演奏を見た、NHKMUSIC JAPAN ANNEX」でも演奏していた曲。いきなりおどろおどろしいメロディから始まったかと思いきや、メロディアスなBメロとサビに入るキャッチーなポップナンバー。1stアルバム『野口、久津川で爆死』には「POP! 烏龍ハイ」という曲が入っていましたが、今度は「コークハイ」ですw NHKで短縮バージョンを聴いたときとはかなり印象が違っててびっくりしました。やっぱりテレビの演奏だけで判断しちゃダメですね。
  4. ATTENTION!
    原曲は「ダジョンに消えた祈り」という曲名だったそうです。ベースソロから始まるファンキーなナンバー。ラップ調のBメロからキャッチーなサビに入るのがグッド。アルバムならではの隠れた良曲といった所でしょうか。間奏のキーボードソロもカッコいい。
  5. 変な人
    イントロなしで歌から始まるメロウな雰囲気漂うシャッフルのリズムに乗せて歌われるミデイアムナンバー。これは評価が難しいなあ。一言で言えばパッとしない…。Bメロでの「変な人がいる 変な人がいる」というヘリウムボイスとの掛け合いは面白いんですが。
  6. ワタシハワタシ
    歌い出しの「早起きだけは苦手です」という一文から共感しまくり。それはともかくこちらもメロウな雰囲気漂う、キーボードのユコ・カティがリードボーカルを務めるミディアムナンバー。歌い出しの歌詞に「朝のミルクを飲み干せば/空のグラスに溜息と/ふとつぶやいた消えたいと」と続くのですが、このバンドはとてつもなくイカれた変態的な歌詞の曲もあれば、こういったネガティブな歌詞の曲もあっていいですね。曲の方はこれもパッとしないかなあ。うねるベースとキーボードの音色は心地良い。
  7. Smells like SURUME!!
    インスト曲。6分を超える大作。Wikipediaにはインスト曲と紹介されていますが、歌詞カードには長々と歌詞が記載されています。「スルメのような匂い」というタイトルですが、歌詞はつまり「君の足が臭い」という内容。それなのに「Fall in LOVE」とは…いったい…。「スメルズライクスルメ」と連呼する。リズムとずれていて不思議な感覚に陥ります。これもパッとしないかなあ…。面白いんですけど長い。
  8. 821
    ドラムから始まるミディアムテンポのナンバー。これもうねるベースとキーボードの音色が心地良い。タイトルは恐らく歌詞によれば「ハニー」と読むはず。「BPM200越えた」と歌詞にある割には落ち着いたナンバーですね。「やめてハニー 裸でギター掻き鳴らすのやめて おまえエロティカ」というサビの歌詞が面白い。けどこれもパッとしないかなあ…。ちょっとこれは失敗作の予感がしてきたぞ…。
  9. パンティくわえたドラ猫の唄
    このバンド恒例のパンティが歌詞に登場するファンキーなナンバー。ラップ調に歌われる歌詞がこれまたイカれてて面白い。サビでは「おれの大事なパンティーパンティーパンティーパンティー」とパンティーを連呼。タイトルでは「パンティ」なんですけど、というそういう細かい所が気になる。歌詞の締めは「おれはパンティーを失った」。ドラ猫から奪い返せなかったんですね。曲の最後はフェードアウトかと思いきや、再度フェードインしてそのまま終わるという面白い終わり方。これもパッとしない。どうしたモールル。/guest "panty" singer : 松浦 "ノイズ" 達彦
  10. Kitchen
    原曲は「にわとり」という曲名だったそうです。イントロなしで歌から始まる、キーボードのユコ・カティがリードボーカルを務めるミディアムナンバー。それなのに「ストロベリーの恋の味の/素敵なKitchenで/素敵なKitchenで/ニワトリを絞め殺す」というとんでもない歌詞を歌っています。「さよならステーション/さよならステーション/さぁ手を繋いでダイブしよう」などと駅のホームからの投身自殺を思わせる歌詞も。これもパッとしない。
  11. 愛と平和の使者
    これもイントロなしで歌から始まるナンバー。「神は死んだ 泣き止んだ」とメロウな雰囲気を漂わせながら、ドラムが入りアップテンポのナンバーに変貌。「愛と平和の使者/あいつはゲイだった/彼氏もゲイだった/あの娘は眠れない」と色々と飛び芸すぎる歌詞が面白い。ゲイだけに。ここまでミディアムテンポのパッとしない曲が続いたのでアップテンポというだけで良曲に感じてしまうという。
  12. rendez-vous
    7分近い大作。これもイントロなしで歌から始まる、キーボードのユコ・カティがメインボーカルを務めるミディアムナンバー。「ランデブー 一人の夜/ランデブー 光求め/ランデブー ファミマでも行こうかな」という歌い出しが印象的。これもネガティブな歌詞だなー。間奏でドラムにリバーブがかかり壮大な雰囲気に。最後の「時には優しくなれる そんな事もあります/ただここは」という部分はライブ会場での録音なのか観客との合唱風になっています。ラストは歓声と拍手で本編終了。約10秒間の余韻を残しつつ。/オーディエンスのみなさん@下北沢 basement bar "Beat Running" on Jan 7 2011
  13. 美沙子に捧げるラブソング
    初回限定盤のみ収録のボーナストラック。自主制作盤モーモールルギャバン』収録曲の再録音版。いきなり「安田美沙子さん」に捧げるシャウトから始まるシャッフル調のアップテンポナンバー。「ボーナストラックいくぜー!」というシャウトが面白い。「M.I.S.A.K.O 美沙子にK.O 美沙子聞けよ」「S.U.K.I.D.A 好きだ好きだ好きだ安田」など韻を踏んだ歌詞が秀逸。とにかく安田美沙子さんに対する愛情を歌ったナンバー。ところで安田美沙子ってあの安田美沙子ですよねw

ゲイリー・ビッチェ Drums, vocal T-マルゲリータ Bass, vocal ユコ・カティ Keyboards, vocal
Producer : ヨシオカトシカズ (Bohqun/Lively Up)
Recorded, Mixed and Mastered by ヨシオカトシカズ (Bohqun/Lively Up)
assistant engineer : 松浦達彦
recorded at Dann Rodgers Music Service Ltd、Studio You
mixed at CF4000 studio
Management : Lively Up co ltd
Art Work + Logotype : 森 俊博
Art Direction & Design : 滝本章雄 (Art Yard)
Artist and Repertoire : 堀 猛雄 (Getting Better/SOPHORI FIELD COMPANY)
Public Relation : 畑山豊伸 (Victor Entertainment)
Sales Promoter : 梨本健太郎 (Victor Entertainment), 小室紀一 (Victor Entertainment)
Visual Co-ordination : 國吉雅宏 (Victor Entertainment)
Desk : 小泉あや (Victor Entertainment)
Label Manager : 関口明 (Victor Entertainment), 岩渕稔 (Victor Entertainment)
Executive Producer : 豊島直己 (Victor Entertainment)
Special thanks : 中野敬久, 堀 奈緒, 木村芽生, 小関美穂, 百瀬 豪

前作『クロなら結構です』から9ヶ月という短いスパンでリリースされたフルアルバム。それだけに作りこみが甘かったのか全体的にパッとしない曲が多かったです。というかほとんどパッとしない曲ばかりでした。というのが第一印象でした。直感的にいいと思えた曲が「Hello!! Mr.Coke-High」しかないというのが痛い。聴き込めばいいアルバムに育つのかもしれませんが…。あと13曲で60分超という長さも聴いていてだれる原因のひとつかもしれません。聴いていて思ったのはこれは過渡期なんじゃないかと。ここから1年のブランクを経てリリースされた最新の4thアルバム『僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ』でどう進化しているのか楽しみです。なんて言ったってタワレコで試聴して1曲目でずっきゅん来たアルバムですからね。という訳で借りてきます。