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【Original Playlist】僕の中の達郎 4

昨年5月に『僕の中の達郎』を作ってからもう1年近く経つという事実にまずびっくりしますが、「え?なんでいきなり飛んで4なの?」と思われてしまいそう。ええ、そうです、4です。まぁ2と3を載せてないだけなんですが。理由は簡単。出来に自信がなかったからですw…多分。今見てると詰め込みまくって訳分からんことになった3はともかく、2は割とよくできてるような…?恐らくただ単純に別に載せなくていいやと思っただけだと思いますがw
で、3があまりにも詰め込みすぎて(全48曲w)曲順決めが大変すぎたので、今回はあえて定番曲(「クリスマス・イブ」とか「RIDE ON TIME」とか)を外して作ってみよう!と。その辺の曲はあまりにも主張が強すぎて良くも悪くも浮いてしまうんですよね…。
というわけで4作目にしてもしかすると今までで一番うまくできたかも!と思う達郎マイベストをご覧くださいまし~!

  1. 風の回廊
    1985年3月発売、14thシングル。「You're gone in the wind...」のコーラスから始まるこの曲を1曲目に持ってきました。アルバム『POCKET MUSIC』ではラストを飾っています。「愛は砂の様に僕の指の隙間をこぼれて行ったけれど」というフレーズから大サビに入る展開はあまりにも美しすぎる。
  2. DAYDREAM
    1980年9月発売、5thアルバム『RIDE ON TIME』収録曲。同アルバムでも2曲目に収録されていますが、ここでも2曲目に。なんというかザ・2曲目!って感じのイメージが強い曲です。小気味よいドラムから始まる軽快なミドルナンバー。
  3. BOMBER
    1978年12月発売、3rdアルバム『GO AHEAD!』収録曲、翌年1月に3rdシングル「LET'S DANCE BABY」のB面としてシングルカット。この曲が大阪のディスコを中心にヒットしたことによって山下達郎の名前が全国区に広まっていったというファンクチューン。ベースラインがとにかく気持ちいい。
  4. 今日はなんだか (2015 Remaster) / シュガー・ベイブ
    1975年4月発売、1stアルバム『SONGS』収録曲。大貫妙子らと共に結成した伝説的バンド「シュガー・ベイブ」の最初で最後のアルバムに収録されている楽曲。山下達郎、当時まだ22歳です。それでいてこのクオリティ…。化け物ですね。
  5. 氷のマニキュア
    1998年8月発売、11thアルバム『COZY』収録曲。前年大ヒットしたKinKi Kids「硝子の少年」でもタッグを組んだ松本隆が作詞を担当。これがダメだったらもうボツにしようとさえ考えていたという、佐橋佳幸によるギターソロからのCメロがただただエモい。
  6. LOVE SPACE
    1977年6月発売、2ndアルバム『SPACY』収録曲。若かりし頃の達郎氏のハイトーンボイスが冴え渡るジャジーかつファンキーなナンバー。とにかくこのハイトーンボイスが一番の聴き所と言っても過言ではないかと。軽快なピアノとグルーヴィーなベースも心地良い。
  7. MUSIC BOOK
    1982年1月発売、6thアルバム『FOR YOU』収録曲。吉田美奈子による作詞、なおかつアルバム2曲目という点から「DAYDREAM」とだいぶ似通った楽曲なのですが、どちらとも甲乙つけがたいほど好きなのでどっちも入れちゃいました。大サビで一旦リズム体だけになるところがいい。
  8. NEVER GROW OLD
    2011年8月発売、13thアルバム『Ray Of Hope』収録曲。全14曲ということでここでちょうど半分の折り返し地点なのでこっからB面みたいなイメージ。シンセベースを大胆に用いた音作りはまさにタイトル通り「NEVER GROW OLD」という強い意思を感じます。
  9. JUVENILEのテーマ ~瞳の中のRAINBOW~
    2000年7月発売、34thシングル。映画「ジュブナイル」主題歌。オリジナルアルバムにもオールタイムベスト『OPUS』にも収録されず、2002年10月発売のベストアルバム『RARITIES』のみに収録ということで、どこか色物的な扱いをしてしまっていたのですが、普通に名曲だな!ということに最近やっと気づきました…。
  10. マーマレイド・グッドバイ -Marmalade Goodbye-
    1988年10月発売、9thアルバム『僕の中の少年』収録曲。もしかしたら達郎さんの曲で一番好きなのでは?というぐらい自分にとっては定番曲ですが、シングルカットされていないどころか、ベスト盤にも収録されていないので選曲。グルーヴ感を再現できないという理由でライブでは披露されていませんが、いつか生で聴きたい…。
  11. いつか
    1980年9月発売、5thアルバム『RIDE ON TIME』収録曲。この曲も自分の中では定番曲ですが、上に同じく。初期の隠れた名曲といったところでしょうか。当時23歳にして既にいぶし銀的なプレイかと思いきや、終盤になるにつれて徐々に熱を帯びていく青山純のドラムが聴き所。4:36からの「めまいするほど早い~」のフレーズでこっそりリズムパターン変えてるとこがすごいツボ。
  12. 蒼氓
    1988年10月発売、9thアルバム『僕の中の少年』収録曲。ベストアルバム『RARITIES』にも、オールタイムベスト『OPUS』にも収録されているのに定番曲じゃないのか、と言われそうですが好きなので許してください。曲も歌詞もとにかく好き。「生き続ける事の意味 誰よりも待ち望んでいたい」「さみしさは琥珀となり ひそやかに輝き出す」…自分の人生のテーマソングにしたいぐらいです。
  13. MAGIC TOUCH ('98 VERSION)
    1993年6月発売、24thシングル。ここでは1998年8月発売、11thアルバム『COZY』に収録されたバージョンを収録。シングルver.では渋くしようとしてテンポを遅くしすぎてしまったのでアルバム収録にあたってテンポを上げたのだそう。そんなシングルver.は未だにアルバム未収録なんですが、あまりに好きすぎて8cmシングルをメルカリで買いました。アルバムver.のほうが好きです。
  14. 僕の中の少年
    1988年10月発売、9thアルバム『僕の中の少年』収録曲。アルバム1曲目をそのまま1曲目にしたり、最後の曲をそのまま最後にしたり…というのは極力避けたいタイプなんですが、第4弾にしてやはりこの曲は最後に配置するのがベストだなということに気づいて結局この位置に。自分が生まれる5年前の曲なんですが、やっぱり『僕の中の少年』が達郎さんの中で一番好きなアルバムだなと思います。このなんとも言えないノスタルジックな曲調、そしてなんと言っても奇妙すぎる終わり方。どこを取っても唯一無二すぎる曲。ライブでやったことがあるのか、そして再現できるのか分からないけど、いつか生で聴きたい一曲。